愛媛県知事選は18日投開票され、現職の中村時広氏(58)が、市民団体役員の和田宰氏(66)=共産推薦=、看護師の田尾幸恵氏(49)の新顔2人を破り、3選を果たした。投票率は39・05%(前回42・93%)で過去最低。
中村氏は公約に移住施策や観光振興策の実施、豪雨被害を受けた南予地域の復興などを掲げた。自民や立憲民主、国民民主、公明、社民の県組織の推薦や支援を受け、優位に選挙戦を進めた。和田氏は共産の推薦を受け、四国電力伊方原発3号機の廃炉などを訴えたが及ばなかった。告示直前に立候補を表明した田尾氏は知名度不足が響いた。