今年のノーベル医学生理学賞を受賞する京都大の本庶佑(ほんじょたすく)・特別教授(76)が22日夜、東京・六本木のスウェーデン大使公邸での祝賀会に出席した。本庶さんは来月10日の授賞式などストックホルムでの一連の行事について、「レクチャー(講演)が私にとって一番重要で、その準備がだいたい終わったところ。楽しいか苦しいかは行ってみないと分かりません」と話した。
祝賀会はマグヌス・ローバック大使夫妻の主催。過去の受賞者の山中伸弥さんや大村智さん、大隅良典さんら9人も参加。本庶さんは「山中さん夫妻には(雪が降るかもしれない)ストックホルムではどんな履物がよいかなど、色んなことを教えてもらっている」と明かした。
授賞式には和装で臨むことを考えているという。「僕の心構えとして、日本で研究してきたので、そういう服装が適当かと思う」と語った。(合田禄)