京都市左京区の叡山電鉄鞍馬線の貴船口駅の付近で11月27日未明、自走する電動貨車(1両)を、沿線道路に停車していた乗用車3台がハイビームで照らし、運転士が前方を見づらくなっていたことが叡電への取材でわかった。運転士は車の近くで撮影する人物を目撃しており、鉄道ファンが撮影しやすいように照射したとみられる。叡電はツイッターで「運転の妨害になり、大変危険な行為」と訴えた。
叡電によると、貨車は同区の鞍馬駅に向かう途中で、貴船口駅を出発してすぐに照射された。運転士は「まぶしくて周囲が確認しづらかった」と報告したという。ほぼ同じ場所では10月25日夜にも、台風21号の復旧作業のために走っていた電車が車のハイビームで照らされていた。