「いずれは球界を代表する選手になりたい」。読売巨人軍への入団が決まった折尾愛真高校3年の松井義弥選手=福岡県田川市出身=。このほど地元の田川市役所や母校の金川中学校を訪れ、背番号65のユニホーム姿で抱負を語った。
ドラフト5位で指名された松井選手。身長191センチ、体重90キロ、右投げ左打ちの内野手で高校通算40本塁打を放った。今夏の選手権大会では折尾愛真の主将として甲子園初出場の原動力に。元巨人の松井秀喜さんと似ていることから「ゴジラ2世」と呼ばれる。金川小時代に本格的に野球を始め、金川中では軟式野球部に所属していた。
「プロ選手としてチームの中心となるバッターになりたい。みなさんの期待に応えて田川の誇りになれるようがんばります。応援よろしくお願いします」と松井選手。地元の後輩たちへは「夢を持ってがんばってほしい」と語った。
元高校球児で、地元の少年野球チームの世話役も務めた二場公人・田川市長は「みんなが応援しています。後に続く田川の子どもたちのために道を切り開いてほしい」と激励。さらに「直球には強いので長所を伸ばし、変化球打ちも磨いて1軍切符を手にしてほしい。冬場のトレーニングが大事だ」と具体的なアドバイスまで飛び出した。(中村幸基)