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ノーベル賞の晩餐会料理、フィレでなく肩肉 その理由は

約1340人の参加者をもてなしたノーベル賞の晩餐(ばんさん)会のメニューは、スウェーデン料理がベースで前菜、主菜、デザートの3品で構成されている。スウェーデン出身で、コンラッド大阪(大阪市北区)総料理長のマイケル・エルフウィングさん(37)は「スウェーデンの北から南まで味わうことのできる料理。自分の店に出したいくらいだ」と話した。


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「北」はスウェーデンの冷たい海に生息し成長に時間がかかるホッキョクイワナを、「南」はリンゴ栽培が盛んな地域でとれたリンゴを使っている、という。エルフウィングさんは「スウェーデンの今の気候は日本と同じで、地上の葉よりも根菜が旬。根セロリの飾り付けは、スウェーデンの森を思わせる」と話す。


主菜には牛の肩肉が使われた。「通常、王室が参加する晩餐会にはフィレ肉を提供する。求めやすい価格の肩肉を使ったことは、主役が肉ではなく野菜であることを言いたかったのではないか」とみる。


食事のメニューは、今年2月ご…


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