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英のロックバンド「クイーン」のボーカル、フレディ・マーキュリーの生涯を描いた映画「ボヘミアン・ラプソディ」がヒット中だ。数々の名曲を収録したサントラ盤の売り上げも20万枚(ストリーミング含む)を超えたという。30年来、聞き続けた記者が映画を見て考えた。「ナンバー1」は、どの曲か――。
初のサウンドトラック盤「フラッシュ・ゴードン」(1980年発表)のジャケット。けれん味たっぷりのサウンドは、フジテレビのF1中継のオープニングにも使われた(C)ユニバーサルミュージック
思い返せば、「出会い」は1980年リリースの映画「フラッシュ・ゴードン」の主題歌だった。「ドッ、ドッ、ドッ、ドッ」で始まるあの曲だ。映画の出来はさておき、けれん味たっぷりの曲は子ども心に強く印象に残った。ちょっと前も後味さわやかなゾンビ映画「ショーン・オブ・ザ・デッド」で「マイ・ベスト・フレンド」が効果的に使われていた。
映画だけではない。CMにドラマ、スポーツ番組と、クイーンの曲はいつも身の回りにあった。だから「ナンバー1はどれだ」と問われても、「どれもいいです」としか答えようがない。
具体的なデータはないものか。日本でクイーンの作品を販売するユニバーサルミュージック合同会社(東京)に尋ねた。これまでCDだけで3億枚売れたというが、単純に曲別ランキングを示すデータを出すのは難しいという。
そこで目をつけたのが、インタ…