岐阜県高山市の綿棒メーカー「平和メディック」が紙製のストローの製造・販売を今月から始めた。プラスチックごみの環境汚染が世界規模で問題となる中、製品の「軸作り」で培った技術をいかし、環境にやさしく、衛生的で、かつ強い製品に仕上げた。
新たに開発した「ペーパーストロー」は直径6ミリ、長さ21センチ。らせん状に紙を巻いて筒状にする。防水性のある紙を重ね、その上からさらに紙を巻いた3層構造だ。
一般に、紙製ストローは水に弱い。国内で販売されている製品の中には20分ほどで使えなくなるものもあるが、同社が開発したストローは飲み物に6時間浸しても曲がらない耐久性が強みだ。
同社は1965年創業。国内で…