六甲アイランドとポートアイランドを結ぶ長大橋の模型。手前と奥の二つの案が検討されている=2018年12月14日午後4時57分、大阪市北区、野平悠一撮影
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関西空港と明石海峡大橋を結ぶ大阪湾岸道路で未開通の「西伸部」のうち、神戸市東灘区―長田区間の14・5キロが22日に着工される。全国最悪の阪神高速神戸線の渋滞緩和や経済効果が期待されている。開通まで10年程度を見込む。
大阪湾岸道路は、大阪府泉佐野市のりんくうジャンクション(JCT)と、神戸市垂水区の垂水JCTを結ぶ自動車専用道路(総延長約80キロ)。1970年に着工し、94年に神戸市東灘区までの約59キロが開通。95年の阪神大震災の影響などで残りは未整備だった。
着工区間は六甲アイランド北―駒栄(こまえ)間(片側3車線)で、阪神高速の湾岸線と神戸山手線をつなぐ。総事業費は約5千億円で、阪神高速が約2500億円、国が約1260億円、残りを県と神戸市が負担する。
六甲アイランドとポートアイラ…