2018年に国内で生まれた日本人の子どもは92万1千人で、前年より2万5千人減る見通しとなった。統計を始めた1899年以降で最少。死亡数は戦後最多の136万9千人で、出生数から死亡数を引いた「自然減」は過去最大の44万8千人になる。厚生労働省が21日、人口動態統計の年間推計を発表した。
出生数が100万人を下回ったのは3年連続。第2次ベビーブームの1970年代前半の200万人台から減少傾向にあり、平成の30年間で32万6千人減る見通しとなった。厚労省の担当者は「出産の中心世代である25~39歳の女性人口の減少が主な要因」と分析する。
高齢化に伴って、死亡数は9年連続で増加。初めて自然減となったのは05年で、06年は自然増に転じたが、07年からは自然減が続いている。
18年に結婚した夫婦は戦後最…