1970年の大阪万博では、現在につながる製品や技術が続々と登場した 1970年。大阪万博の会場を訪れた多くの人たちが、最先端の技術に驚き、初めての体験に心を躍らせた。あれから約50年。万博が見せてくれた未来は、どこにあるのだろう。2025年に2度目の万博が決まった今、暮らしの中で探してみた。 【特集】3Dでよみがえる大阪万博 【特集】大阪万博、夢よ再び 人間洗濯機は、70年の大阪万博で最も話題になった展示のひとつだった。
1970年の大阪万博では、サンヨー館の「人間洗濯機」が注目を集めた ガラス張りの浴槽に水着姿の女性が入ると、自動でお湯がたまっていく。いっぱいになりかけたその時、300ものゴムボールが放出される。お湯の勢いでボールが体に当たることで、「マッサージ機能がある」のだという。
万博会場で注目されたサンヨー館の「人間洗濯機」は現在、パナソニック本社に展示されている=大阪府門真市 三洋電機(当時)のパビリオン「サンヨー館」には、「ウルトラソニックバス」と名付けられたこの展示を見るために、連日長い列ができ、期間中に約586万人が入場した。元三洋社員で開発担当だった上田マナツさん(84)は「『風呂に入らしてや』という人がたくさんいて、感動したのを覚えている」。 万博会場に登場した最新技術の数々。日本初の動く歩道や自動改札機の第1号も大阪から全国へ普及していきました。 三洋が国内メーカーで初めて発… |
人間洗濯機はいま 大阪万博で見た「未来」50年後の姿
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