北アルプスなどで正月を迎える登山者に安全指導をしようと、長野県警などが28日午前、同県側の登山口に通じるトンネルの入り口に相談所を開設した。県警山岳遭難救助隊員らが31日まで安全を呼びかける。
長野県は2016年から登山届の提出を義務づけており、隊員らは届け出の内容をチェックしたり、山の気象状況や注意点を伝えたりする。同隊とともに安全指導に当たる北アルプス南部地区山岳遭難防止対策協会救助隊の山田直隊長(57)は「年末は寒波の到来も予想されるので、気象情報に注意して安全に行動してほしい」と話した。(近藤幸夫)