新潟を拠点に活動するアイドルグループ「NGT48」のメンバー、山口真帆さん(23)の自宅に押しかけたなどとして男性2人が暴行の疑いで逮捕=先月28日に不起訴処分=された事件。ネット上では別のメンバーが関与したとうわさされているが、本人たちは否定しており、真相は明らかになっていない。
事件があったのは昨年12月8日夜。山口さんは約1カ月後の今月9日、本人とみられるツイッターアカウントから「私は先月公演終わり帰宅時に男2人に襲われました」と投稿した。また、「あるメンバーに家、部屋を教えられ、またあるメンバーは私の家に行けと犯人をそそめかしていました」(原文のまま)とツイート。問題に対する運営側の対応に不満も漏らした。
山口さんは10日の劇場公演で騒動について謝罪した。これに対し、姉妹グループ「HKT48」の指原莉乃さんは「謝らなくていいんだよと言えるスタッフがいなかったこともどうかと思います」とツイートし、運営側の対応を批判した。
運営会社の「AKS」は10日深夜、同グループのウェブサイトで、メンバーの1人が男性に山口さんの帰宅時間が推測できる内容を伝えていたと発表した。しかし、男性が山口さんの住所を知った経緯などには触れておらず、「引き続き本件についての確認を続けてまいります」と報告した。
ネット上で事件との関与が取りざたされたメンバーは、自身の関与を否定する内容をツイートしている。太野彩香さんと西潟茉莉奈さんは13日、本人とみられるアカウントで、警察の事情聴取を受けたことを明らかにしたが、「私は今回の事件に関与していません」などと自身の関与は否定した。中井りかさんも「公式で発表されてること以外なんの事実もない」とした上で、「私は全く、関係ありません。臆測であれこれ言われて、みんな傷ついています」などと、本人とみられるアカウントから投稿した。(中村建太)