取材2年、ついに現れたボス 華為に見る中国企業の宿命——贯通日本资讯频道
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取材2年、ついに現れたボス 華為に見る中国企業の宿命



中国広東省深セン市で15日、会見するファーウェイ創業者の任正非・最高経営責任者(CEO)=AP



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1月7日、香港に隣接する広東省深セン市。米国から安全保障上の疑念を抱かれた渦中の華為技術(ファーウェイ)の本社は年明け早々、半導体開発の新たな成果に沸いていた。


新開発CPU「Kunpeng(鯤鵬) 920」の発表を見に行った。鯤鵬とは中国の伝説上の巨大魚類「鯤」と巨大鳥類「鵬」を合わせた言葉で、非常に大きなもののたとえ。サーバーに組み込む同種CPUとしては、業界最高性能を称する製品の名前になった。


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発表会終了後、華為関係者から「かなりドライな製品発表だったのでは」と聞かれた。確かに内容は専門的だった。だが、二つほどポイントを見いだせた。一つは、華為幹部が核心部品(今回の場合はCPU)を外販しない姿勢を、繰り返し強調したことだ。


華為は今回の鯤鵬だけでなく、2018年10月に人工知能(AI)向け半導体(GPU)の「Ascend(昇騰)」を発表。世界最高性能をうたう半導体を次々と発表している、ただ、いずれも外販して半導体メーカーにはならず、自社製品に組み込むにとどめた。




華為技術(ファーウェイ)が発表したCPU「鯤鵬920」=1月7日、広東省深セン市、福田直之撮影



競争力の高い核心部品を組み込んだ製品を、セットで売り込むほうが一般的に利益は大きい。華為がこれまでも取ってきたビジネスモデルだ。だが、半導体製造の世界で上位を占めるのは米国企業。既定方針だが、あえて強調することで「ライバルを脅かさない」とのメッセージにもなる。


もう一つは、米国、豪州、ニュ…


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