鹿児島県の奄美大島沖で、ザトウクジラが回遊するシーズンを迎えた。海上に飛び出したり、尾びれを水面から高く持ち上げたりする姿が、ホエールウォッチングの客を喜ばせている。 体長十数メートル。毎冬、繁殖や子育てのために奄美群島や沖縄周辺の海に南下してくる。23日のツアーに参加した岡山市の看護師平田久英さん(47)は「すぐそばで見物でき、迫力満点でした」と笑顔だった。 調査を続ける奄美クジラ・イルカ協会によると、昨季に奄美大島近海で確認したのは699頭で、ツアー参加者は2185人。ともに過去最多で、冬の観光の目玉として定着しつつある。 同協会の才秀樹副会長は「一つの群れを1隻で見物することが多いので、ゆっくりと楽しめるのが奄美の魅力。鯨に負担をかけない形で観光利用を進めたい」。ツアーは3月下旬ごろまで続けられるという。(外尾誠) |
ザトウクジラ「すぐそば、迫力満点」 奄美大島沖に回遊
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