水産庁は31日、2019年度のスルメイカの漁獲可能量(TAC)を過去最低の6万7千トンとする方針を示した。海水温の変化や中国、北朝鮮の漁獲増などで資源量が減っているためだ。今年度よりもさらに3万トン少なく、庶民の食卓からさらに遠ざかりそうだ。 スルメイカのTACは、乱獲から水産資源を守るために設ける漁獲量の上限で、1998年度から毎年設定してきた。推計では、19年度のスルメイカの量が、漁を続けられなくなる恐れがある水準を下回ることから、大幅に減らすことにした。4年前の15年度(42万5千トン)に比べ、6分の1に縮小することになる。 3月上旬の水産政策審議会で正式決定する。 実際の漁獲量は設定した漁獲可能量よりも少なく、今年度は半分にも届かないペースだ。豊洲市場の18年12月の取引価格は1キロあたり1013円で、「格上」のはずのヤリイカ(896円)を逆転している。(大日向寛文) |
スルメイカ、北朝鮮が漁獲増 「格上」ヤリイカより高く
新闻录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语
相关文章
没有相关新闻










