私(記者)には、双子の男児たち(5)と女児(3)の3人の子どもがいます。寝るときは「お母さんの隣」を争ってひと騒動。一斉に抱っこをせがまれることもあり、手がもう一つ欲しいと思うことも。3人目が生まれて、2人までとは違った育児の壁を感じています。
熊田曜子さんの3人育児 ふさがる両手、身につく新能力
子育て世代のページ「エムスタ」
仕事の都合で夫とは離れて暮らしているため、家族5人で過ごせるのは週末の月1~2回だけ。それ以外の日は、「ワンオペ育児」状態です。
朝は、3人が通う保育園までいかにご機嫌でたどり着けるかが重要。園までは大人の足で10分ほどですが、まずは「歩きたくない!」「ベビーカーは嫌!」と玄関先で足をバタバタさせる体重12キロの娘を右腕で抱き上げるのがお決まりのパターンです。ベビーカーには3人分の着替えなどが入ったエコバッグと仕事用のバッグが積み上がり、荷物用のカート状態。外に出たらすかさず走り出す息子たちにはベビーカーの持ち手を握らせ、一緒に引いていきます。途中、子どもを乗せたママ友たちの自転車が、何台もさっそうと追い抜いていきます。
時間とのせめぎ合いの朝は、少しでも早くスムーズに出勤したい。でも自転車に乗せられるのは6歳未満の幼児2人まで。雨の日などは停留所ひとつ分だけバスに乗ることもあります。バスや電車などの公共交通機関は、大人1人につき2人までは無賃で、3人目からは小児運賃が必要になる場合が多いようです。なぜ?
JR東日本などによると、「六…