真っ白な雪面を踏み固めて巨大な模様を描いたスノーアートを楽しむ「冬の田んぼアート」が8日、青森県田舎館村の「道の駅いなかだて」で始まった。11日まで。
同村は様々な色の稲で絵を浮かび上がらせる「田んぼアート」発祥の地とされ、冬の田んぼを舞台にしたイベントは2016年から始まった。今年のテーマは「津軽平野」。この日は午前10時から地元有志でつくるスノーアーティスト集団「イッツオーケー」のメンバー8人が横140メートル、縦70メートルの雪のカンバスをスノーシューで歩き、6時間半かけて幾何学模様のリンゴ畑や岩木山、岩木川などを描いた。
スノーアートは高さ14メートルの展望所から観賞できる。午後5時から9時までのライトアップが始まると、模様の輪郭が光と影のコントラストでくっきり浮かび上がった。(佐藤孝之)