うまい!ピラルクーの刺し身 南米で思う「和食って?」——贯通日本资讯频道
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うまい!ピラルクーの刺し身 南米で思う「和食って?」



「アンショーバ」の焼き魚定食。ご飯の上に乗っているのは「はなうめ」=2019年1月23日、ブラジル・サンパウロ、岡田玄撮影



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日本料理って何だろう。すしや刺し身、煮付けや照り焼き、鍋あたりは疑いがないだろうか。おにぎりも、日本ならではの食べ方かもしれない。


では、次のメニューは日本料理だろうか。


(1)アマゾン原産の魚ピラルクーの刺し身や照り焼き


(2)南極周辺でとれるマゼランアイナメの照り焼き


(3)食用ハイビスカスの塩漬けのおにぎり


(4)アンショーバという魚の焼き魚定食


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200万人近い日系人が暮らすブラジルで2018年7月、21回目の「日本祭り」が開かれた。移住110周年の記念の年で、秋篠宮家の眞子さまも出席された。記念イベントとして、実行委員会はギネス世界記録に挑戦することにした。「日本ではない国で、一堂に日本料理500皿を提供する」。それが条件だ。




日本祭りのギネス挑戦会場を訪れた眞子さま(左)を案内する市川利雄さん=2018年7月21日、ブラジル・サンパウロ、岡田玄撮影



「紛れもない日本料理だと思って出しました」。サンパウロ市の鴻池龍朗さん(66)と坂口功治さん(70)は口をそろえた。鴻池さんは、アマゾン原産ピラルクーの刺し身を、川魚レストラン「ヒオ・ドセ」を経営する坂口さんは「ピラルクーの照り焼き」を出品した。ピラルクーは鴻池さんが養殖したものだ。「刺し身というものは、ただ魚を切っただけではない。柵にとるところから、日本料理の技法がある」と鴻池さん。「照り焼きは間違いなく日本料理でしょう」と坂口さん。


ピラルクーがアマゾン原産ということは気にしなかったという。「原産地が日本でなければならないなら、輸入食材を使ったら日本料理じゃないんですか。そんなことはないでしょう」


確かにそうだ。「南極周辺で取れるマゼランアイナメの照り焼き」は、実は、日本でよく食べられている。マゼランアイナメは、日本のスーパーで「メロ」の名で売られている。鍋や照り焼きにして食べるとき、「これは日本料理ではない」と考えることはないだろう。


鴻池さんは「ピラルクーはくせがなく、とてもおいしい。知名度の問題かもしれないが、おいしくないと誤解されている」という。試食させてもらった。きれいな白身で、まったく臭みもなく、くせもほとんどない。タイの一種と言われても、信じてしまうかもしれない。「突然の取材だったから冷凍の尾の部分になってしまったけど、もっと新鮮で腹のいい部位なら、もっとおいしい」。鴻池さんによると、ピラルクーをおいしく食べるこつは下処理にあるという。釣ったらすぐに血を抜くのが大事だという。これも魚をよく食べる日本で伝えられてきた技法だ。




ピラルクーを養殖している鴻池龍朗さん=2019年1月24日、ブラジル・サンパウロ、岡田玄撮影



鴻池さんがピラルクーの養殖を始めたのは、90年代後半。大学で水産を学び、商社に入社。すっぽんの養殖を命じられ、80年にブラジルに。その後、他社に移り、エビ養殖を成功させた。独立し、養殖コンサルトをしていた時、偶然、「ピラルクーを数匹、小さな池で飼っている」という話を聞いた。1億年前の姿を残すといわれる古代魚で、体長は3メートル近くになる。小さな池で飼えば、水が汚れ、酸欠になってピラルクーは死ぬはずだ。「養殖の常識から考えてありえないと思った」


だが、信じられるかもしれない…


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