経団連は12日、新副会長6人を内定したと発表した。副会長は計18人体制で、内定の6人全員が60代。若返りもさほど進まず、女性も選ばれなかった。大企業・男性・高齢・生え抜きという面で新味はなく、課題を残した。
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副会長の任期は2期4年。毎年数人が交代し、今年は5月30日開催予定の定時総会で選ばれる。日本生命保険の岡本圀衛相談役ら6人は退任する。
新副会長の6人の全員が生え抜きで、平均年齢は65・7歳。18人全体で見ると、現在の平均年齢68・2歳が、新体制では66・9歳になる。
昨年5月に就任した中西宏明会長(日立製作所会長)は経団連改革に意欲を見せており、これまで女性の副会長が出ていないため、期待感も出ていた。
中西会長はこの日の会見で「副…