うまいものがたくさんある新潟は、家庭の塩の購入量が全国トップクラス。塩分の取りすぎが原因となる病気にも影響しているようだ。そんな状況を改善しようと、自治体や大学生たちが「減塩作戦」に取り組んでいる。 12日の昼下がり、JR東三条駅近くのスーパー「マルセン」(三条市興野2丁目)。70代の女性は「他のスーパーで買うよりも味が薄くて、私はこっちの方が好き」と、煮物やおひたしなどの総菜を買い物カゴに次々と入れていた。 実は、この店では1年ほど前から総菜に使われる塩分を減らしている。名付けて「こっそり減塩作戦」。業務用の顆粒(かりゅう)だしを使っていたが、カツオや昆布といった天然だしに切り替えた。結果、塩分濃度は0・2%ほど減ったという。 作戦を仕掛けたのは三条市だ。パンに含まれる食塩を少しずつ減らして「こっそり」薄味を定着させていったという英国の政策をヒントに、市がスーパー側に提案。同店を含む市内の3店舗で実施している。 味が変わったら売り上げが落ちるのではないか。太田雅明社長は当初、そんな心配もしていたという。ところが、スーパーが実施したアンケートでは、減塩の総菜を「ちょうど良い」と感じた人が、それまでより11・1%増えた。 太田社長は「自分で食べてもお… |
おいしく広がる「減塩大作戦」 英国からのヒントは
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