「ニンニンニン」の語呂合わせで「忍者の日」とされる2月22日、三重県伊賀市を走る伊賀鉄道に「忍者線」と「忍者市駅」が誕生した。既存の伊賀線と上野市駅(同市上野丸之内)に付けた愛称だが、駅舎看板を愛称に掛け替えて、「忍びの里・伊賀」への観光客誘致に利用を始めた。
【鉄道特集】テツの広場
伊賀鉄道は伊賀線(単線16・6キロ)だけの第三セクターで、漫画家松本零士さんがデザインした忍者列車で知られる。2017年度から伊賀市が公有民営方式で経営にかかわるが、初年度は6400万円の赤字で利用者の減少が続く。
一方、市は17年2月22日に「忍者市」を宣言し、2月を「忍者月間」に定めてPR。苦戦する伊賀鉄道にも忍者を多用して誘客に力を入れることにした。
国への届け出が必要な正式な駅…