大阪府教育庁は26日、府立校計13校にあった頭蓋骨(ずがいこつ)やホルマリン漬けの内臓など26点について、本物の人体の標本の可能性が高いと発表した。
教室の頭蓋骨、実は「本物」次々と…「昔、売っていた」
府教育庁によると、高校11校と支援学校2校。茨木高校では脳や胎児とみられるホルマリン漬けが、三国丘高校では頭蓋骨2点と全身骨格1点があった。26点は、人骨として引き継ぎがあったり、各校で理科の教員が標本を見たりして、本物の可能性が高いと判断した。多くは生物室や理科準備室など生徒の目に触れる場所になかったが、一部は廊下などに並べられていたという。
大半の入手経緯は不明だったが、住吉高校の全身骨格1体は大正時代に購入した記録があり、大阪南視覚支援学校の全身骨格4体は1970~90年代に大学病院からの寄付や業者からの購入記録があった。
今後、医療機関などで鑑定し、…