愛知県瀬戸市教育委員会は4日、市立小中学校の今年の夏休みを1週間前倒しすると発表した。日数は変えない。熱中症対策で教室へのエアコン設置を進めているが間に合わないところもあり、夏休みを前倒しすることにした。
市教委によると、1学期の終業式を7月19日から7月12日に、2学期の始業式を9月2日から8月26日にする。夏休みの日数は44日間で変更ない。瀬戸特別支援学校にはエアコンがすでに完備されているため、前倒しはしない。
公立小中学校の夏休みの期間は学校教育法施行令などに基づき、主に各自治体の教育委員会が決めることができる。瀬戸市は今年中に小中学校のすべての普通教室にエアコンを設置する予定だが、1学期中に設置できるところとできないところがあるという。
夏休みの前倒しは今年のみの特例措置とし、梅雨明け後の気温上昇が児童生徒の体に与える影響などを見極めながら、来年以降も継続するかどうか決めるという。(松永佳伸)