九州新幹線西九州ルート(長崎新幹線)で整備方式が未定の新鳥栖―武雄温泉間について、与党の検討委員会(PT)が6月をめどにフル規格かミニ新幹線方式かを決める方針でいることがわかった。7月は参院選が予定されており、その前に方向性を決める。
背景には、8月末の来年度政府予算概算要求に、着工の前に必要な環境影響評価(アセスメント)の調査費を盛り込みたい考えもある。
長崎新幹線はJR九州、長崎県がフル規格を望んでいるが、負担額が増える佐賀県は慎重姿勢だ。
与党PTが整備方式を決めても佐賀県と合意できる見通しはないが、環境アセスに地元自治体の合意は不要といい、「アセスをやりながら佐賀県への負担軽減を説き、説得する選択肢もある」(関係者)という。
7日に東京都内であった与党P…