滋賀県長浜市木之本町の市立湖北病院(納谷佳男院長、153床)は7日、院内で入院患者ら計18人がインフルエンザに集団感染し、60代の女性患者が死亡したと発表した。
病院によると、感染者は医療療養病棟の3階で入院中の60~90代の男女13人と看護師5人の計18人。60代の女性患者と看護師2人が1日に発症し、女性患者は翌2日夜に死亡した。病院は「インフルエンザの症状の悪化」としている。5日までに残る15人が発症したという。
病院は発症した患者を個室に移し、面会や新たな入院を制限。入院患者と職員にタミフルを投与した。新たな感染者は出ていないという。(田中昭宏)