21日にイラン暦の新年を迎えるイランで、ピスタチオの価格が昨年比で3倍以上に跳ね上がっている。天候不順による不作と、核合意から離脱したトランプ米政権の制裁再開の影響で、市民からは「正月を迎えられない」と悲鳴があがる。
「人生狂った」イランでドル暴騰 トランプ氏と舌戦の末
イランでピスタチオは、新年を迎えるときに家族でつまんで食べたり、来客をもてなしたりするために欠かせない食材だ。普段でも食卓にならぶことが多いが、イランの人々は、「正月に食べられないとがっかりする」という。
だが、今年は値段が高騰し、昨年の3倍以上の1キロ210万リアル(実勢レートで約1800円)以上に達している。
テヘラン中心部のグランド・バ…