海の上で風車を回して電気をつくる洋上風力発電で普及が遅れている日本に、欧米の大手風車メーカーが熱視線を注ぎ始めた。欧州での普及実績をもとに、日本向けの新型の開発に相次いで乗り出している。日本のメーカー勢は海外勢との提携に活路を見いだそうとしている。 デンマークの洋上風車大手MHIヴェスタスは、台風に耐えられる新型の風車を開発中だ。羽根の長さが80メートルの大型で、最大出力は9千キロワット級。1回転で1世帯の1日分ほどの電気をつくれるといい、2020年までに日本やアジア向けに投入する予定だ。 同社は、風力発電の拡大を目指す英国やドイツなど欧州の国々の政策を追い風に成長し、シェア3割を握る世界2位のメーカーだ。次のターゲットは日本市場。ラース・ボンド・コースコー共同最高経営責任者(Co・CEO)は「日本は大きな電力需要があり、海岸線も長い。市場の成長性は相当あり、リードしていきたい」と話す。 独シーメンスの風力発電機子会… |
洋上風力、日本が出遅れたわけ 欧米大手が攻勢
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