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選抜高校野球、大阪桐蔭が助っ人に 舞台はアルプス席

作者:佚名  来源:本站原创   更新:2019-3-22 15:44:26  点击:  切换到繁體中文

 

第91回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)に出場する東邦(名古屋市名東区)に、強力な助っ人が加わる。昨年、春夏連覇を果たした大阪桐蔭の吹奏楽部だ。アメリカ遠征に行く東邦のマーチングバンド部に代わり、全日本吹奏楽コンクール常連でもある大阪桐蔭が、アルプス席で「熱奏」する。


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両校をつないだのは、ライターで「高校野球ブラバン応援研究家」の梅津有希子さん(43)だ。


1月25日、大会の出場校を決める選考委員会で、昨秋の東海大会優勝の東邦が選出。梅津さんは東邦マーチングバンド部顧問の白谷峰人さん(43)にメールを送った。「出場おめでとうございます。応援、楽しみにしています」。ところが、白谷さんの返信にはこう書かれていた。「実は甲子園に行けません」


東邦のマーチングバンド部は3年に一度、海外遠征をする。今年は3月21日からアメリカへ。ディズニーワールドやユニバーサル・スタジオ・フロリダでパレードし、現地の高校2校とコンサートをして実力を上げる予定だ。甲子園に駆けつけられるのは、早くても4月と見込まれる。


東邦の応援はプロ野球・千葉ロッテマリーンズの曲を多用。足を上げたり、回ったりしながら演奏するため、難しい。白谷さんは愛知県内の高校に応援の協力を頼んだが、日程も合わず断られた。「なんとかしてあげたい」と思った梅津さん。1月29日、大阪桐蔭吹奏楽部監督の梅田隆司さん(67)に電話した。


昨秋の近畿大会で、大阪桐蔭は8強にとどまった。吹奏楽部は選抜を想定して予定を開けていたが、5年ぶりに選抜出場を逃していた。梅田さんは、野球部の西谷浩一監督(49)らに相談。東邦と大阪桐蔭がよく練習試合をしていて交流があると聞き、東邦を応援しようと話がまとまった。


東邦が、今春の選抜で用意したのは、23曲。この楽譜を3月中旬に大阪桐蔭へ渡し、17日には両校の合同練習が開かれた。


当日、東邦のマーチングバンド部員28人と卒業生、野球部応援団長の山田斐祐将(ひゅうま)君、副団長の大沼昂暉(こうき)君が大阪桐蔭へ。学校に着いて、驚いた。大阪桐蔭の楽器運搬用トラックに、「ガンバレ! 東邦高等学校」と書かれた横断幕があった。


練習も和気あいあいと進んだ。大阪桐蔭の生徒120人の間に東邦の生徒が入り、山田君と大沼君が演奏のタイミングを指導。その後、東邦の部員が固まって演奏し、振り付けを披露した。大阪桐蔭の部員らはすぐ覚えてしまった。


さらに大阪桐蔭は自校の応援でよく使う「You are スラッガー」なども演奏。東邦の生徒らは感激。試合で五回と七回は大阪桐蔭の応援歌を演奏してほしいと頼んだ。両校をつないだ梅津さんは「『横綱』桐蔭に頼んでいいか迷ったけど、2校の生徒たちがうれしそうでほっとした」と胸をなで下ろした。


4月2日の準決勝まで勝ち残れば、東邦のマーチングバンド部は甲子園のアルプス席へ駆けつけられる。以降、大阪桐蔭と東邦は、ともに応援する予定だ。


東邦の白谷さんは「すごい心意気で感動した。優勝する気しかしない」。大阪桐蔭の梅田さんは「東邦のアルプス席に来られる皆さんと団結して、友情応援したい」と話した。(江向彩也夏)



 

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