大相撲春場所後の横綱審議委員会が25日、東京・国技館で開かれ、全勝で42度目の優勝を飾った横綱白鵬が表彰式の際、会場で三本締めの音頭を取ったことについて、問題視する意見が続出した。横審は白鵬の力量には高い評価を与えながらも、協会の理事会に対し、「教育をしっかりやるように」と強く要望した。
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会見した矢野弘典・新委員長は「違和感を覚えるという意見が多かった。手締めは全てが終わった後にするもの。優勝し、横綱といえども一力士としてやれる立場なのか、という疑問。本場所は(一番最後の)神送りの行事が終わって全部が終わる」と話した。
白鵬は平成最後の本場所の千秋楽結びの一番で鶴竜との横綱対決を制して全勝優勝を決めたが、その時に右腕を負傷。会場のエディオンアリーナ大阪での表彰式では、親方の支えを受けながら天皇賜杯(しはい)を受け取るなどした。その後、土俵下でのインタビューの時に三本締めを行った。
白鵬は2017年九州場所の表…