河野太郎外相は29日の記者会見で、4月1日に決まる新元号について「2019年が元年になると、計算をどうするのか。西暦と元号の間の行ったり来たりという時に、間違いがないようしっかり対応していきたい」と述べ、元号と西暦の変換が難しいとの考えを示した。
河野氏は、自民党行政改革推進本部長だった17年、大学設置審議会に研究者らが提出する書類について、「なぜ論文の発表年などの西暦をわざわざ元号に直さなければならないのか」と文部科学省に指摘したことがある。
会見で河野氏は「元号は千数百年にわたり使い続けられてきた。日本の伝統文化の中で非常に重要な位置を占めている」とも指摘した。