沖縄県浦添市の自宅マンションで大麻草46株を栽培したとして、九州厚生局沖縄麻薬取締支所は2日、県立大平特別支援学校(浦添市)小学部の教諭、斎藤たまみ(49)と夫の無職、聡(49)の両容疑者を大麻取締法違反の疑いで再逮捕した、と発表した。2人は、乾燥大麻約750グラムを持っていたとして3月12日に逮捕され、2日に起訴されたという。
沖縄麻取によると、2人は自宅マンションの屋内に栽培用の設備を設け、大麻を栽培していた疑いがある。乾燥大麻については「自分たちで作った」と供述している。夫婦が大麻を栽培しているようだ、との情報が寄せられ、麻取が沖縄県警と合同で捜査していた。
沖縄県教委によると、たまみ容疑者は1995年度に採用され、特別支援学校で勤務してきた。県教委に対し、大平特別支援学校は「勤務態度は良好だった」と話したという。
たまみ容疑者の弁護人は「夫が重度の不安神経症に苦しんでいて改善するために使用を始め、妻はやむなく認めていた」と話している。