妻の連れ子の男児(5)にけがをさせたとして、島根県警は4日、同県出雲市佐田町反辺の理学療法士で父親の安食彰平容疑者(27)を傷害の疑いで逮捕し、発表した。安食容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているという。
県警によると、安食容疑者は3月15日午後8時~8時半ごろ、自宅で男児を投げ飛ばして柱に頭をぶつけ、頭頂部に軽傷を負わせた疑いがある。その前には家族で風呂に入り、男児の顔を浴槽に沈める暴行を加えたと県警はみている。
3月18日、家庭訪問した出雲児童相談所の職員が男児の頭に傷があることを見つけて通報した。児相によると、虐待情報を受けて2017年10月から家庭訪問などを実施。男児の体にあざやひっかいたような傷を確認し、安食容疑者に指導していた。安食容疑者は「子供にどう関わったらよいか困っている」と話していたという。(浪間新太)