自民党新潟県連会長で国土交通副大臣の塚田一郎参院議員(55)が安倍晋三首相らの意向を「忖度(そんたく)した」とする失言を、有権者はどう受け止めているのか。国会で塚田氏への追及が続いた4日、地元・新潟市中央区で聞いた。
買い物客でにぎわう古町地区では、市民から厳しい声が相次いだ。参院選で塚田氏に投票したことがあるという西区の看護師女性(63)は「信頼感が薄れた。国会での答弁を聞いても納得いかなかった」。
中央区の無職、堀川昭さん(68)は「『忖度』が問題視されている時だし、公の場で言うべきでなかった。新潟の人なのに残念。口は災いの元だね」。花を買っていた東区の無職、波塚恭子さん(72)は「リップサービスだったかもしれないけど、甘い。慎重になってもらいたい」と釘を刺した。
就職活動に来ていた村上市の大…