島根県警は4日、妻の連れ子の男児(5)にけがをさせたとして、同県出雲市佐田町反辺の理学療法士で父親の安食(あんじき)彰平容疑者(27)を傷害容疑で逮捕し、発表した。安食容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているという。安食容疑者に対しては、虐待の疑いがあるとして出雲児童相談所が複数回にわたり面談・指導していた。
県警によると、安食容疑者は3月15日午後8時~8時半ごろ、自宅で男児を投げ飛ばして柱に頭をぶつけ、頭頂部に軽傷を負わせた疑いがある。
安食容疑者は2017年から出雲児相の指導を受けており、児相によると、子どもをうまく育てたいが言うことを聞いてくれないと暴力を振るってしまう、という趣旨の話をしていたという。今回の男児のけがも児相の職員が家庭訪問で見つけ、県警に通報した。(浪間新太、杉山高志)