米名門大学を舞台にした大がかりな不正入学事件をめぐり、マサチューセッツの連邦地検は8日、俳優のフェリシティ・ハフマン被告ら14人が求刑の軽減と引き換えに有罪を認める司法取引に応じたと発表した。やはり俳優で事件に関与したとされるロリ・ロックリン被告の罪状認否は明らかになっていない。
事件はカリフォルニア州で進学指導会社を経営していたウィリアム・シンガー被告(58)が主導。生徒を優秀なスポーツ選手と偽ってスポーツ推薦枠に潜り込ませたり、全米共通の大学進学適性試験(SAT)などの答案を書き換えて点数をかさあげしたりする手口で不正入学を謀ったとされ、関与した親33人を含む50人が起訴された。
有罪を認めたのはこのうち、親…