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選挙公約で、女性の活躍を推進する政策やキャッチフレーズを目にすることは珍しくなくなった。今回の統一地方選前半の41道府県議選では女性の当選者が過去最多の237人に達したが、定数に占める割合は10・4%に過ぎない。女性の起業家からは政治の現状はどう見えているのだろう。
大津たまみさん=2019年3月15日午後4時38分、名古屋市中区、日高奈緒撮影
子連れで離婚、シングルマザーになった私は起業した――。家事代行サービス「アクションパワー」(名古屋市)の会長、大津たまみさん(48)は「女だから」「母親だから」と貼られたレッテルや重荷をバネにビジネスを立ち上げてきた。
子を抱え就活
《「子どもがいるのに出張できるの?」「子どもが急に病気になったらどうするの?」》
《離婚した直後の2005年ごろでした。子どもを抱えた就職活動で20社あまりの面接を受けましたが、面接官から投げかけられた言葉を今も覚えています。》
1995年に結婚。夫の独立、…