鹿児島県枕崎市議選は14日告示され、定数と同じ14人が立候補し、無投票当選を果たした。全国でも極めて異例の市議選の「定数割れ」の危機となっていたが、説得に応じた新顔女性が立ったり、現職が引退を撤回したりして、14人そろった。今回はギリギリで定員割れを避けられたが、なり手不足が簡単に解消できるわけではない。
初当選を決めた農事組合法人理事の真茅(まかや)弘美さん(51)は14日夕、市内の自宅兼事務所で約30人の支持者に祝福を受けた。朝日新聞の取材に「女性の声を吸い上げ、市政に反映したい」と意気込みを語った。
真茅さんが立候補を決断したの…