都心の夜空に鳴り物を使った応援歌が響く。「ラグビーの聖地」と言われる秩父宮ラグビー場(東京都港区)で10日、サッカーJリーグのルヴァン杯、FC東京―鳥栖が行われた。水曜日の夜、雨が降りしきる悪条件で入場者数は5181人。会場は普段のラグビーの試合とは違ったにぎわいに包まれた。
ラグビー聖地「秩父宮」でサッカー 特例認められた背景
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都心一等地の便利さや、グラウンドと客席の近さ。ラグビーファンには当たり前の秩父宮の長所が、サッカーのサポーターには新鮮だったようだ。鳥栖ファンの20代女性は「臨場感があって、専用スタジアムみたい」と話した。
FC東京の本拠・味の素スタジアムは陸上トラック付きだ。今秋のラグビーワールドカップに向け、平日に改修しているため、秩父宮が代替会場になった。1999年からFC東京を応援しているという後藤満さん(65)は、「この先も秩父宮でホームゲームができれば」と冗談めかした。
敬意を表したのは、FC東京の…