男子ゴルフのツアー国内開幕戦、東建ホームメイト杯は19日、第2ラウンドがあり、「ジャンボ」の愛称で知られる尾崎将司(72)が前半の9ホールを終え、腰痛のため途中棄権した。1月から痛めていたといい、同じく腰痛でこの大会を棄権した石川遼になぞらえ、「遼もジャンボ尾崎も腰痛。嫌になっちゃう」と話した。
今大会を過去2度制している尾崎。この日も多くのギャラリーが見守る中でプレー。12番ではバーディーを決めて、同じ組の選手とグータッチ。その際、「じゃかましいと言ったんだ。これからたくさん見せてやる、と言ったら(バーディーが)出ない…」と報道陣を笑わせた。
プロ生活50年目。オフには連日200回の素振りを敢行し、今季に臨んだ。ただ、スイングがうまく出来ず、今回の途中棄権につながった。次の出場は来月の中日クラウンズの予定。「少しはましな姿を見せるから」と言い残してクラブハウスを離れた。(松田光)