橋本幸三・京都府教育長は19日、府内の公立学校長ら約400人を集めて京都市伏見区で開いた会議で、「卒業記念に担任自らが編集した思い出のDVDを子供に配ることも増えているようだ」とした上で、これらは過剰サービスであり、「見直すべきだ」と言明した。
橋本教育長は文部科学省の中央教育審議会委員も務める。
教員の働き方改革に関する発言の中で、DVDのほか「まめ過ぎる学級通信」を挙げ、「過剰なサービスで、自分の首を絞めているようなものだ」と指摘。中教審の答申を引用し、「子供のためであればどんな長時間勤務も良しとするという働き方の中で教師が疲弊していくのであれば、それは子供のためにはならない」と諭した。(小林正典)