長崎大は19日、今後の教職員採用で喫煙者を採らない方針を発表した。同様の取り組みをする企業は増えているが、文部科学省の担当者は「国立大学では聞いたことがない」と話した。
対象はすべての教職員で、客員教授や特任教授も含まれる。喫煙者でも就職後の禁煙を約束すれば採用の対象になる。すでに各部局に通知し、募集要項にも明記し始めている。
同大は昨年11月に「禁煙ロードマップ」を公表。構内10カ所の喫煙所を段階的に撤去している。今年8月には敷地内を全面禁煙にし、来年4月からは学生を含めてたばこやライターの持ち込みも禁止する予定。
来月には学内に禁煙外来を開き…