自民党の元衆院議員で、元法相の保岡興治(やすおか・おきはる)さんが19日、膵臓(すいぞう)がんのため死去したことがわかった。79歳だった。党鹿児島県連の幹部が明らかにした。
鹿児島県出身。裁判官、弁護士を経て、1972年衆院選の旧奄美群島区に立候補し、初当選した。衆院鹿児島1区などで当選13回。第2次森内閣などで、2度にわたり法相を務めた。「憲法族」の重鎮として、衆院憲法審査会長や党憲法改正推進本部長も歴任した。病気療養を理由に、2017年10月の衆院選への立候補を取りやめ、政界を引退していた。