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2021年の世界パラ陸上、初の日本開催へ 神戸市で

2021年の第10回パラ陸上世界選手権が、日本で初めて、神戸市で開かれることになった。神戸市が23日、主催する国際パラリンピック委員会から連絡があったと発表した。


世界パラ陸上は1994年にベルリンで始まり、第9回大会は今年11月にアラブ首長国連邦のドバイで開かれる。市によると、第10回大会の開催地には神戸とパリが名乗りをあげていたが、これまで東アジアで未開催で、20年に東京パラリンピックがあることなどから神戸が選ばれたという。


大会は21年9月の10日間。市は約100の国・地域の選手や大会関係者計約2200人の来訪と約10万人の観客を見込む。同市須磨区のユニバー記念競技場が会場になる予定で、今後、車いす席の増設などバリアフリー化を進める。


元マラソン選手で日本パラ陸上競技連盟会長の増田明美さんはこの日、市役所で会見し、「東京パラリンピックでの盛り上がりを追い風に、さらに障害者スポーツが盛んになっていけば」と話した。(野平悠一)


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