トレーニングジム大手のRIZAP(ライザップ)グループは24日、元カルビーCEO(最高経営責任者)で「プロ経営者」として知られる松本晃取締役(71)が6月に退任すると発表した。積極的なM&A(企業合併・買収)で傘下に収めた企業の業績不振が目立ち、昨年6月に松本氏を招いて構造改革を行った結果、一定のめどがついたと判断した。
松本氏は特別顧問に就き、瀬戸健社長(40)への助言を続ける。人事は6月予定の定時株主総会日付。松本氏は「構造改革において緊急的に実行すべきものはめどがたった」とのコメントを出した。
新たに設ける取締役会議長には、社外取締役になる元住友商事副社長の中井戸信英氏(72)が就く。松本氏の退任後は、6人の取締役のうち社内取締役は瀬戸社長のみとなる。
松本氏は伊藤忠商事出身で、米…