「呼吸していないみたいです」。事件は昨年3月4日午前10時、女性からの119番通報で発覚した。当時、生後2カ月の男児は身長58センチ、体重5164グラム。脳への深刻なダメージに加え、肋骨(ろっこつ)が26カ所折れていた。現在も意識が回復しない「臨床的脳死状態」で、入院が続く。赤ちゃんに何があったのか。 群馬県高崎市の自宅マンションで男児に暴行を加えたとして、殺人未遂などの罪に問われた無職森田誠被告(33)の裁判員裁判。前橋地裁で今月15日から続いた公判では、男児の両親で、当時内縁関係にあった被告と女性の供述への評価が鍵となった。 現場は市街地を囲む環状線に近いマンションの2LDKの1室。被告と女性は2013年ごろから同居していた。被告は女性に「俺は胃がんで働けない。余命は半年」とうそをつき、介護職の女性の収入でパチンコ通いの毎日。女性が最初に妊娠した時は、被告が出産に反対して中絶した。 17年秋に妊娠が分かった時も… |
26カ所骨折、脳死状態の乳児 虐待否定の父に裁判員は
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