120メートルもの高さからギネス世界記録にも認定されている茨城県牛久市久野町の牛久大仏。近くにもう一つ、大仏の「頭」だけがあるのをご存じだろうか。
「頭」は地面に近い位置に置かれている。大仏の大きさを分かりやすくするための模型(実物の1千分の1)で、大仏が自分の頭をなでているように見える写真が撮れる。
牛久大仏はその大きさを利用し、遠近法を使って様々な角度から人や動物などをからませた構図で撮る楽しみ方が広まっている。
SNSには、太陽を絡めて大仏の手から「衝撃波」が出ているように撮ったもの、近くを飛ぶ飛行機をつまんでいるように見える写真などが投稿されている。大仏を管理する浄土真宗東本願寺の担当者によると、面白い構図を狙う人が増えたのはここ2、3年。「画像を見て、やってみたくなった方が増えたのでは」
会社の同僚と、大仏を手でわしづかみにする構図で撮った埼玉県深谷市の島田真奈美さん(49)は「大きすぎてかなりインパクトが強い。うまく撮れていたら待ち受け写真にしたい」。
撮影のポイント3
①春や秋ならカラフルな花も撮れる
②人を絡めて撮る場合は、撮る側が動いた方が思い通りの構図になる
③敷地が広いため、スニーカー推奨