内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者、ジュリアン・アサンジュ被告(47)が米政府機関へのハッキングに関わったとされる事件で、米国への身柄引き渡しに関する審理が2日、ロンドンの裁判所で始まった。アサンジュ被告は移送に反対する意思を表明した。
黒いブレザーにジーンズ姿のアサンジュ被告は、収容先の刑務所からビデオ中継で「多くの賞を受け、多くの人々を救ってきたジャーナリズムを実践したことを理由に、我が身を引き渡すつもりはない」と述べた。審理は15分ほどで終わり、裁判官は、実質的な審理が始まるのは何カ月も先になるとの見通しを示した。
米司法省によると、アサンジュ…