ドイツの国会議員数百人の個人情報がネット上に流出したことが明らかになった。新興右翼政党、ドイツのための選択肢(AfD)をのぞく国会議員や政党関係者の携帯電話番号、住所などで、捜査当局は、ハッカーによる大規模な攻撃があったとみて調べている。
北部ハンブルクを拠点とする個人が開設するツイッター上のアカウントに、これらの個人情報にたどりつくリンクが掲載された。公共放送rbbによると、国会議員らのクレジットカードのデータやチャットの内容なども漏洩(ろうえい)した。欧州議会や地方議員の一部、著名なジャーナリストらの情報も含まれており、独紙ビルトは「ドイツ史上最大の情報漏洩」と報じている。(ベルリン=高野弦)