令和で最初となる葵祭(あおいまつり、5月15日)を前に、祭りのヒロイン・斎王代(さいおうだい)が4日、世界遺産・下鴨神社(京都市左京区)で心身を清める「禊(みそぎ)の儀」に臨んだ。
第64代の斎王代は会社員、負野李花(おうのりか)さん(23)=同区。十二単(ひとえ)姿で境内の御手洗(みたらし)川に両手の指先をそっと浸した。負野さんは「十二単は思ったより重かったが、水は気持ち良かった。気を引き締めて葵祭の文化を受け継ぎたい」と話した。
負野さんは、15日の祭りで約500人の行列の主役の一人として、京都御苑(上京区)から下鴨神社、上賀茂神社(北区)までの約8キロを巡行する。(大村治郎)