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はやぶさ2の装置開発責任者「3億キロ先に手が届いた」

「はやぶさ2」の衝突装置を手がけた会社の開発責任者 藤垣雄一さん(64)


小惑星探査機「はやぶさ2」の衝突装置を手がけた火薬メーカー日本工機の藤垣雄一さん(64)。福島県西郷村の工場で培った技術で挑戦した。装置の開発は東日本大震災や、想定を超える「宇宙からの難題」に直面し、苦労の連続だった。


世界で初めて小惑星に人工クレーターを生み出した探査機はやぶさ2。金属の塊を撃ちこむ衝突装置を作った日本(にっぽん)工機(こうき)の開発責任者として、福島県西郷村の白河製造所でメンバー14人を率いた。


小惑星の200メートル上空か…


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